「昇級・昇段に思う事 by くまたん」
以下の記述は私の想いであって、他の人に押し付けるものではありません。
こんな考えの人もいるという事でよろしくお願いします。どうでもいいよという方は無視してください。
基本的に審査会の結果で昇級・昇段します。
当初「昇級したら嬉しい、やった、帯にふさわしい力が付いたんだ!」と思っていました。
しかし、茶帯になったころから疑問が出てきました。本当に力が付いてきてるのか?
ご存知かと思いますが、自分の稽古の他に後進の指導が入るんです。
「ちょっと待てよ、指導・・・どうすんの?とりあえず師範の真似をしてみるか?」
真似しようにも、自分ができない事を教えようとしても、教えられないんです(特にテクニックはほぼ欠かさず稽古に出てましたね)。
決定的に考え方が間違ってるぞと思ったのは初段を許されてからです。
大方の方は黒帯を目指すのではないでしょうか?
でもね、なぜか「黒帯になったらやめる?」と言う声を聞くようになるのです。
黒帯になると後進の指導の比率が高くなり、こんなはずではなかったと思うのか、あるいは黒帯を取る事を目標にしていたためか?
指導するという事は、基本、移動、型、組手・・・しっかり身に着けてなくては出来ないのです。
さらに、個々のスタイル(個性)を崩さずに伸ばしていく必要がある(基本は正確に教えますが、スタイルはアドバイス程度に)と考えています。
それで、至った考えは次のようなものです。
「初段の認可」これは、初段を認可するから、それに見合う力を付けてねと言っているんだと。
帯の授与っていうのは、頑張ってくれるだろうなという信頼や期待を込めたものではないかと。
※普通の会社ではその力が無いと昇進しないですからね。
黒帯になるとそれが顕著になります。
このように書くと、黒帯って大変だなと感じるかと思いますが、ちょっと考え方を変えてみましょう。
確かに努力(少なくとも正確な指導をできるようになる)は必要になりますが、それ以上に面白いと思えることが多々あります。
型を例に取るとこれまで言われた通りにやっていた事に対して、なんでそんなことをするのか知りたくないですか?
道場では習わなかった技がいっぱいあります。これがわかりだすとすごく面白くなります。世界が広がるというのでしょうか・・・
総師範や師範がおっしゃられていた「黒帯が始まりですよ」・・・まさに、その通りだと思います。
自分ならどうしようかとか、あの技が使えるなとか・・・見ているだけでもわくわくしてきます。
このわくわくした事を、ブログの稽古内容にちょこっとコメントを載せてます(経験的なこともありますので皆に合うとは言えませんが)。
たまに、相手がいない人や体格差がありすぎる場合にミットを持たせてもらいますが、若者と同じ動きが出来ないので最小限の動きで捌いたりいなしたりする稽古をさせてもらっています。相手していただいた方は大変かもしれませんが、感謝感謝です。
これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
PS
帯の低いうちは委縮することなく思う存分やってください。審査受けていいよと言われたらどんどん受けていけばよいと思います。帯が上がると色々と試せることも多くなります。空手に関してわからなければ黒帯の先輩方に聞いてください。
※黒帯で答えられない事があれば、黒帯の先輩の借金の上乗せになるだけです。
最後に
人生50年を過ぎましたが、動けるうちは楽しみたいと思います。
このような自由に書かせていただく場を設けていただいて、河西総師範、中川師範、中川教範に感謝します。
押忍
くまたん@55歳の冬
—
まだまだ、子供には負けられない・・・
子供と一緒に何かをしたい・・・
子供のミットを持ってあげたいがどうすればいいの?
お父さん、お母さん、親子で稽古しませんか。
極真会館滋賀県総本部
滋賀県草津市野路町9-7-39
TEL.077-564-8654
— 大山倍達語録より —
「実践なければ証明されない。証明なければ信用されない。信用なければ尊敬されない。」
極真空手の原点です。
実践空手という分野を切り開くために直接打撃制を実践し、オープントーナメントという形で証明しました。努力を続け信用を得るようになり、後には尊敬されるようになりました。