極真空手は武道です

極真空手を含む武道に関して私自身思うところもあり、書かせていただきます。

極真空手は、その正式名称「極真空手道連盟極真会館」にある通り空手道という武道です。

武道とはなんぞやという事を考えてみました。
日本武道協議会における武道の定義が下記のようにされています。

【日本武道協議会における武道の定義】
「武道は、武士道の伝統に由来する我が国で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、柔道、空手道、剣道、相撲、弓道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道などを修錬して心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、国家、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道である。」

単に強くなるだけなら武道ではなく、格闘技だけを習えばいいですね。
もっと極端に言えば銃の扱いになれて離れたところからズドンでいいわけです。

日本武道協議会の定義の中に「心技一如」とあります。
簡単に言えば、心と技は別々にはできませんよという事です。
心が乱れていれば技も乱れてうまくいきません。
逆に技が伴ってなければ、どんなに志が高くても成し遂げる事ができません。
心と技の両方を磨いていく必要があります。

その中で、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養うというのが武道という事です。

簡単なところから始めてください。
・挨拶はちゃんとできていますか?
・履物はちゃんと片づけてますか?
・少年部で送り迎えしてくれている方は、ちゃんとお礼をしていますか?
・試合に勝ったらその場でガッツポーズをしていませんか?(相手に敬意を払わなければなりません)
・稽古を頑張ったけど試合に負けた。自分に何が足りないのか考えて、稽古をして頑張ればいいです。

これらは道場訓にすべて記されています。確認してみてください。

【道場訓】

これは保護者の方に言いたいのですが
・試合に負けて叱っていませんか(試合会場で少なからず見てきました)?頑張ったならほめてあげてください。ビデオを撮っていたら一緒に見て考えてあげてください。何らかの気づきがあるはずです。
※もし子供が試合に負けて怒りたくなるなら、ご一緒に入門し稽古してください。稽古を続けること、試合に臨むことがどれほど大変かわかると思います。

これは私自身の経験からなんですが、親って子供の稽古や試合をすごくよく見てるんです。特に母親はすごいと思います。私は技術的な事の指摘と対応策のアドバイスなんですが、母親って違った観点で褒めるんですよね(以前からどれだけ成長しているとか)。
ぜひご一緒に稽古しませんか・・・というか、ご一緒に稽古させてくださいm(_ _)m

私自身えらそうなことを書いているかと思いますが、まだまだです。
稽古で子供たちに教えられることも多々あります。

これからも一緒に稽古を続けていきたいと思います。

押忍

まだまだ、子供には負けられない・・・
子供と一緒に何かをしたい・・・
子供のミットを持ってあげたいがどうすればいいの?
お父さん、お母さん、親子で稽古しませんか。

極真会館滋賀県総本部

滋賀県草津市野路町9-7-39
TEL.077-564-8654

— 大山倍達語録より —

「実践なければ証明されない。証明なければ信用されない。信用なければ尊敬されない。」

極真空手の原点です。
実践空手という分野を切り開くために直接打撃制を実践し、オープントーナメントという形で証明しました。努力を続け信用を得るようになり、後には尊敬されるようになりました。