10月26日の稽古風景です。
非常に強い台風21号が通過しましたがご無事でしたでしょうか。
稽古後のお母様方のお話に、寛水流組手試合でのスタミナ不足という話がありました。
今回は、スタミナについて書いてみます。
私の経験から書いているところもありますので、全ての人に当てはまるとは言えません。
参考程度にしてください。
私がスタミナをつけるときにやっていたのは下記のような内容です(特別なことはしていません)。
・ダッシュを取り入れたランニング。
・縄跳び(10~15分を数回)
・ビッグミットを使った打ちっぱなし(5分を数回)
・道場での組手(ライトスパー)
私自身、稽古ではへばるという事はなかったのですが、試合になると後半動けなくなることしばし・・・
ではなぜスタミナ切れが起きるのかを考えてみましょう。
筋肉が動くには酸素が必要で、酸素がなくなると動かなくなります。
酸素はどこから補給するか、呼吸ですよね。
呼吸ができなければ、筋肉に蓄えられている酸素を使い切って終わり。
スタミナ切れとなります。
もう一つ考えてみましょう。
筋肉を緊張させた状態と、緩和させた状態ではどちらが酸素の使用量が多いでしょうか?
答えは、緊張させた状態です。
スタミナを付けるというのは、下記の3点に注力して稽古する必要があるのではないかと思っています。
①心肺機能の向上(ダッシュ、縄跳び・・・)。
→酸素の循環機能を向上させます。
②呼吸を意識する。
→夢中になると呼吸を止めているという事があります。腹式呼吸で素早く息を吐くことで自然と息が入ってくるようにします(おそらく腹式呼吸により横隔膜の周りが鍛えられるのではないでしょうか)。意識せずに自然とできるようになればすごいですね。
③筋肉の緊張と緩和を意識する。
→組手ということで緊張して筋肉がこわばっていないでしょうか?厄介なことに緊張すると呼吸が浅くなるります。組手前に緊張をほぐしましょう。静かに息を吐く(副交感神経が働き緊張がほぐれます)。
→毎回同じ力で技を出してないでしょうか?弱→弱い→強・・・など技に強弱をつけてみましょう。普段のミット打ちやスパーリングで試してください。
あと一つ重要なのは、不用意に攻撃をもらっていませんか?
特に腹ですが、ダメージをもらうと呼吸しにくくスタミナが回復しません。しっかりした受けと返し重要になります。
歳をとるにつれ、②③を重視するのがいいかと思います。型の要素にもなっていますしね。
◆稽古風景
ミット打ちは、持つ方が難しいです。声を掛け合うのもありかと思います。
うまく決まれば、ナイス!
途中でガードが下がることがよくありますので自分で注意してください。
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強く、礼儀正しく、健康に・・・空手を始めるきっかけは色々あるかと思います。
興味をお持ちいただければ一度お越しください。
極真会館滋賀県総本部
滋賀県草津市野路町9-7-39
TEL.077-564-8654
— 大山倍達語録より —
「頭は低く目は高く、口を慎しみ心は広く、孝を原点とし他を益する。」
謙虚であるが目標は常に高く持ち、つまらないことは語らずに心を広く持ち人を受け入れ、身近な存在の親への孝行を原点とし他人に感謝の心を持って、ひいては世間・社会に利益をもたらすように生きよう。